びっくり 危険です。 スペアタイヤ交換編
2007年11月07日
| メルセデスベンツ専門店/名古屋/愛知 |
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エース☆カーズ TEL:0568−26−3737 |
SL500にお乗りのH様から
「左リヤタイヤがパンクしたから、某ロードサービス頼むのでスペアタイヤに
交換してもらってエースカーズに乗ってきますね。」
とお電話を頂き1時間後再度TELにて「平野さん、スピード40キロ位しかアクセル踏んでも出なくて煙まで出ておかしいから、また某ロードサービスに連絡するわ」
そしてさらに次のお電話で「某ロードサービスでそっちまで運んでもらいますね。」との事。
さて、なぜそんな事態になってしまっているのか??ΣΣ(゜д゜lll)
到着してびっくり Σ(゜Д゜ノ)ノ
なんと! スペアタイヤにエアが入っていない!!! まさかっっ
要するに一回目にレスキューに来た隊員がスペアタイヤに空気を入れずに、
お客様にお渡ししてしまうというビックミステイクを犯していたことが判明しました。
煙が出た理由は左右の回転数の違いにコンピュータが反応して
右リヤの空転防止が働きブレーキを掛けていた為、
熱を持ち真っ赤にローターとブレーキパットが焼けてしまったと思われます。(下の写真参照)
SL、SLK、ポルシェ等々最近のスポーツカーはスペアタイヤ、最初空気入ってないんですよ。
当然レスキューの方々は知ってて当たり前なのですが、
運悪く最初に来た隊員の方はまだデビューしたての下請け会社の人らしく、
知らなかったみたいです....
当然、スペアタイヤはボロボロ(写真撮り忘れました)、ESP、ABS等の警告ランプ点灯。
そして翌日判明したのがパンクした側のブレーキにクラックが入り
ローターは真っ赤に焼けた跡が.....!!!
コンピューターやフロント足回りにも影響が.....
センターにクラック(ひび割れ)
左が焼けたブレーキローター 右が反対側のローター
業界人なら当然ご存知とは思いますが、ユーザー各位、どうぞ十分お気をつけ下さい。
今回は事故に至らなかったのが奇跡的に思います。
最後まで冷静っだたH様、同い年の女性とは思えない位、胆が据わっていらっします。
そして、いつもながらにH様の運の強さを感じました。
真っ赤なSLを早くお返し出来るように只今、工場スタッフが頑張っております。
それまでは代車のCクラスと、もう1台の愛車のプリウスちゃんを可愛がって下さい。
今しばらくお待ち下さいませ。
尚、この度の事を某ロードサービス会社が教材に使いたい、
とのお申し出がありましたのでスペアタイヤは其方に引き取って頂きました。
2度と起こらないように周知徹底して下さるものと思います。
PS 某ロードサービスの所長さんが納車に、弊社のキャリアカーではなく、
「自社のキャリアカーにて行かせて直接謝罪させて下さい」
とのお申し出が有りました。筋を通したいとの事です。
勿論、修理に掛かった費用は全てご負担頂けるとの事です。
私とは永いお付き合いのH様は優しくきちんと直ればそれでいいよ言って頂きましたね。
きっと、「そんな事しなくて良いよ」おっしゃる事と思いますが、
H様、どうぞお気持ちを受け止めて頂けると幸いに思います。
エースカーズ 平野 晴久
| メルセデスベンツ専門店/名古屋/愛知 |
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エース☆カーズ TEL:0568−26−3737 |



































