オーバーヒート
2012年02月06日
今回はエンジンのオーバーヒートについてのお話です。
エンジンは燃料を燃やしている為、当然ですが熱くなります。
エンジンの過熱を防ぐ為、通常は冷却水を循環させています。
オーバーヒートとは冷却水の温度が高くなりすぎたことによって、
エンジンを適正な温度に保てなくなった状態をいいます。
エンジンが過熱してしまうと、エンジンのパーツに損傷が生じ
最悪の場合ではエンジンそのものが壊れてしまうこともあります。
先日オーバーヒートの症状で車輌が運ばれてきました。
故障の発生原因を調べたところ、
エンジンへ冷却水を送り込むホースが抜けていました。
また、サーモスタットという、エンジン内部へ送る
冷却水の量を調節する部品が機能していませんでした。
他にも、ウォーターポンプという、エンジン内部から
冷却水を循環させるパーツからも水漏れが生じていました。
これらを交換して新しいパーツを取り付けます。
これらが交換したパーツです。右の写真は冷却水を通すホースです。
オーバーヒートが生じている場合、
水温計が異常に高い数値を示す、
車のアイドリングが不安定になる、
車の加速が鈍くなる等といった症状が現れます。
このような場合は速やかに運転を中止し、
ロードサービスや弊社工場までご連絡下さい。
また、普段からこまめに冷却水の残量なども
チェックしていただけると、もしものときに安心ですね。