板金作業紹介 その1
2012年03月01日
先日の記事では幸福車輌株式会社で保有しております、
板金・塗装工場の設備を紹介しました。
今回から、当工場の作業を少しずつご紹介していきます。
今回ご紹介するのは「板金」作業です。
自動車修理の板金とは、自動車の壊れた部分を元の形に戻すことを言います。
元の形に戻すには、パーツを修復する方法と、新品に交換する方法があります。
キズの状況や、お客様からの要望に合わせて修理方法を選択します。
今回はパーツを修復する板金の方法を紹介します。
板金には大きく分けて二つの段階があります。
? 車体のボディを整形し、元の形に近づける。
? 整形したボディにパテを塗布し、元の形に戻す。
これらの作業を行った後に、塗装を行います。
今回は、?の作業について紹介します。
少し見え辛いかもしれませんが、写真で赤く囲まれた中に凹み部分があります。
塗装を剥がし、凹み部分をスタッドという器具で引張り出して整形します。
スタッドという器具は電気の力で鉄板を引張る器具です。
下に伸びているケーブルはアースするためのものです。
この段階で元の形に近づけると、後の工程で塗布するパテの量を減らすことができ、
仕上がりを美しくすることができます。また、修理箇所の経年変化を最小限に抑え、
長期間経過後も修理箇所を目立ちにくくすることができます。
今回はスタッドによるボディ修復について紹介しました。
自動車の製造工程は、機械作業が主流となりつつありますが、
板金・塗装作業は今も人の手によって行われています。
当工場のスタッフは熟練の経験をもとに、丁寧に作業を行っております。
キズをきれいに治して気持ちよくドライブしませんか?
板金・塗装のみのご依頼でも、整備・点検に併せても
お気軽にご連絡ください。